WindowsのWingetからHUGOをインストールする
Wingetとは
Wingetとは、Microsoft社が開発しているWindows標準のパッケージ管理ツールです。 LinuxのubuntuのaptやRockyLinuxのdnf、少し前ならCentOS、RHELのyumと同じパッケージ管理ツールです。
その他にも、Windowsでは、サードパーティー制でWingetより前からあるChocolateyやScoopもあります。
目次
Wingetを使ってHugoのインストール
静的サイトジェネレータ(SSG) ツールのHugoもらaptやdnfコマンドと同じようにWindowsでもWingetを使用すればコマンドだけでLinuxの様にパッケージマネージャーからインストールが出来て簡単です。
実はHugoの公式サイトにもWindowsのインストール方法として記載されています。
公式サイト: Windows | Hugo
Wingetが使えるか
Windows10や11の新しいバージョンだと標準wingetが使用できると思いますが、実際にインストールされた状態か確認しましょう。
コマンドプロンプトかPowershellを起動して、winget -v を実行してWingetのバージョンが返ってきたら問題なく使用できる状態です。
Powershell 5で日本語が文字化けする不具合がありますので、手早く解決したい方は新しいPowershell coreか、cmd.exeかWindows Terminalまたはgit bashからwingetを実行してください。
文字化けの解消もあります。winget listなど実行して文字化け中にpowershellのウインドウタイトルバーを右クリックしてプロパティを表示させます。 フォントタブを開くと、Consolasになっていると思うので、MSゴシックなど日本語フォントに変更すると文字化けしなくなります。
Wingetが入っていなかったら
もしWingetが入っていなかったら、Microsoft storeから「app Installer」「アプリ インストーラー」で検索しインストールしてください。
参考サイト:WinGet をインストールする https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/package-manager/winget/
参考サイト:Microsoft store:「app Installer」 https://www.microsoft.com/store/productId/9NBLGGH4NNS1?ocid=pdpshare
Hugoをインストール
いよいよ、Hugoをインストールします。
Hugoの公式に記載があるように、以下のコマンドでインストールが出来ます。簡単ですね。
winget install Hugo.Hugo.Extended
実際に実行した結果です。 ソースの契約条件(ストアの利用規約)の同意を求めてくるので、Yを入力してEnterキーを押しましょう。
PS > winget install Hugo.Hugo.Extended
'msstore' ソースでは、使用する前に次の契約を表示する必要があります。
Terms of Transaction: https://aka.ms/microsoft-store-terms-of-transaction
ソースが正常に機能するには、現在のマシンの 2 文字の地理的リージョンをバックエンド サービスに送信する必要があります (例: "US")。
すべてのソース契約条件に同意しますか?
[Y] はい [N] いいえ: y
見つかりました Hugo (Extended) [Hugo.Hugo.Extended] バージョン 0.137.1
このアプリケーションは所有者からライセンス供与されます。
Microsoft はサードパーティのパッケージに対して責任を負わず、ライセンスも付与しません。
ダウンロード中 https://github.com/gohugoio/hugo/releases/download/v0.137.1/hugo_extended_0.137.1_windows-amd64.zip
██████████████████████████████ 17.7 MB / 17.7 MB
インストーラーハッシュが正常に検証されました
アーカイブを展開しています...
アーカイブが正常に展開されました
パッケージのインストールを開始しています...
パス環境変数が変更されました; 新しい値を使用するにはシェルを再起動してください。
コマンド ライン エイリアスが追加されました: "hugo"
インストールが完了しました
コマンドバスも通って、「hugo」コマンドが使えると思います。 以下でhugoのバージョンが返って来たらインストール完了です。
PS > hugo version
hugo v0.138.0-ad82998d54b3f9f8c2741b67356813b55b3134b9+extended windows/amd64 BuildDate=2024-11-06T11:22:34Z VendorInfo=gohugoio
ちなみに、winget search hugoでパッケージマネージャーに登録されているパッケージも確認出来ます。
試しにhugoのワードで検索した結果以下になります。 公式サイトのコマンドは「Hugo (Extended)」をインストールしている様ですね。
PS > winget search hugo
名前 ID バージョン ソース
------------------------------------------------------------
HuGO - Hygiene und GO 9NCDTRC8TX5J Unknown msstore
Remember Passwords 9NXJM8NGHDG6 Unknown msstore
Hugo Hugo.Hugo 0.138.0 winget
Hugo (Extended) Hugo.Hugo.Extended 0.138.0 winget
希沃集控 Seewo.SeewoHugo 1.4.5.57 winget
hugoのアンインストール
アンインストールもWingetから出来ますがパッケージ名の指定に少しクセがあります。
なぜか、「hugo」や「Hugo.Hugo.Extended」では指定したパッケージはありませんと返ってきます。
※以下でアンインストール出来ます。名前をセミコロンで挟まないとエラーになります。
winget uninstall "Hugo (Extended)"
PS > winget uninstall "Hugo (Extended)"
見つかりました Hugo (Extended) [Hugo.Hugo.Extended]
パッケージのアンインストールを開始しています...
正常にアンインストールされました
これで正常にアンインストールが出来ました。
以上になります。
お疲れ様でした。